写ルン族 (しゃるんぞく)プロジェクトを企画・運営する株式会社Brave EGGs(ブレイブエッグズ、本社:東京都練馬区、代表取締役社長:香川智彦)は、KISEKI Corporation Ltd.(キセキ、本社:ルワンダ国キガリ市、代表:山田耕平)と連携し、ルワンダ現地を訪れるスタディツアーを実施しました。
ツアーには、写ルン族プロジェクトの運営メンバー、支援者が参加し、3月より授業を開始した写真家養成学校 ”Brave EGGs Art Academy(ブレイブエッグズアートアカデミー、以下BEAr)”でルワンダの子どもたちに向けて対面授業を行なうなど、ルワンダのアート、コーヒー産業、自然、歴史などに触れて学ぶ機会を創出しました。
写ルン族プロジェクトは、ルワンダの子どもたちが将来プロ写真家となり経済的・精神的に自立し、自国や世界に貢献する人たちとなれるよう後押しするほか異文化交流・理解の機会創出のため、今後も日本人のルワンダ渡航機会を企画していく予定です。
- 2022年3月5日、プロ写真家養成学校 BEAr(通称:ベアー)開校
写ルン族プロジェクトは、ルワンダの子どもたちが撮影した写真を買い取ることで生活費を供しアーティストが写真をモチーフとして制作した作品を販売し、その利益をルワンダに還元する取り組みを行なっています。
2021年より新潟・神戸・高松・大阪にて開催してきた写真アート作品展「写ルン族Exhibition Tour “共鳴”」での作品やルワンダコーヒーなどのノベルティグッズの販売利益、クラウドファンディングによる支援金をもとに活動を進化・深化させ、子どもたちがプロ写真家となれるようプロカメラマン起業家から学ぶプログラムとしてBEArの取り組みを開始しました。
3月5日の第1回講義には5名の生徒が参加し、BEAr校長・写ルン族プロジェクト代表の香川によるオンライン講義と、ルワンダ人アーティストで写真家のBob Chirs RaheemLyon による写真撮影実習を行いました。
また開校にあたってメイン講師を担当する 国際的な日本人女性アーティスト Nozography が開校挨拶を英語で行いました。
- Nozography による開校時の挨拶動画(Facebook動画 4:39、動画:英語 / 投稿:日本語)
- BEArの組織(講師陣・運営者)プロフィール
■学校名 : Brave EGGs Art Academy(ブレイブエッグズアートアカデミー) ルワンダ校■ 所在地 : ルワンダ国キガリ市キミフルラ地域■ 提供内容 : 写真家として自立する人材を育成する講義プログラムの企画・提供■ 開校日 : 2022年3月5日 |
BEAr第1期生カリキュラム全体像
■講師陣・コアメンバー
1.香川智彦
(BEAr校長、写ルン族プロジェクト代表、写真家、シルクスクリーンアーティスト、起業家)
BEArの全体運営やオンライン講義などを担当します。ルワンダ渡航3回。
2. Bob Chris RaheemLyon (BEArメイン講師、写真家、アーティスト)
国際的に活躍する人気ルワンダ人アーティスト(Instagramフォロワー4万人超)。ルワンダ現地での写真撮影や作品制作指導などを担当します。
3. Nozography (BEArメイン講師、アーティスト)
カナダで7年間フォトグラファー、ビデオグラファー、モデルとしてキャリアを積み、アーティスト
として国際的に活動。BEArではオンライン講義を担当します。
4. 森岡綾 (写ルン族プロジェクト副代表、写真家)
BEArの全体運営やオンライン講義などを担当します。ルワンダ渡航2回。
5. 梅田絵美 (写真家)
BEArの写真講座カリキュラムの策定・テキスト制作などを担当します。
6. 山田美緒 (BEAr現地マネージャー)
ルワンダのシングルマザーの雇用創出と妊産婦幼稚園支援に取り組む。ルワンダ語通訳をはじめプログラム開催のコーディネートを担当します。
7. Noella Uzayisenga (BEAr現地スタッフ)
BEAr校舎の運営管理や生徒たちとのコミュニケーションなどを担当します。
- ルワンダ スタディツアーの全体像
スタディツアーではアート、ファッション、コーヒー産業、自然、歴史など、ざまざまなルワンダのリアルに触れる機会を設けました。
スタディツアー全体スケジュール
1. BEAr写真講義
普段はオンラインで講義を行う写ルンプロジェクトの香川・森岡が講師となり、現地講師のBob Chirsとともに子どもたちに写真撮影を直接指導しました。指導テーマは、「露出の使い方・写真の構図」で、ツアー参加者を被写体として撮影したり、写真の出来映えがどうなるか印刷、目視して確認したりするなど、行いました。
2. キテンゲを用いた衣服のオーダーメイド
ルワンダは、鮮やかな色合いと大胆な絵柄が特徴的なアフリカ布・キテンゲを使った服飾が盛んです。ツアー参加者は、市場で各々が思い思いのキテンゲを購入し、Tシャツやワンピースドレスなどのオーダーメイド衣服を作成しました。
2. コパカキ・コーヒー農業組合の見学
ルワンダはGDPの約3分の1を農業が占めており、中でもコーヒーの輸出が重要な外貨獲得手段となっています(2017年政府統計)。
ツアー参加者は、海外協力隊として赴任する田中翔さんの案内のもと、ルワンダ西部・カロンギ郡に位置するコパカキ農業組合にてその生産工程を学びました。
3. アカゲラ国立公園サファリキャンプ
様々な天然の動物が生息するルワンダ東部・タンザニア国境に位置するアカゲラ国立公園にて、ゲームドライブ(サファリパーク内を車で動物さがし)とキャンプ泊を行いました。
4. キガリのスラム街ならびにジェノサイドメモリアル訪問
ジェノサイドが起きた1994年以後、急速に経済開発が進む首都キガリでは様々な建物の建設が進んでいます。ツアー参加者はその一方で、生活に困窮する人たちが暮らすスラムを、KISEKI のルワンダ人女性スタッフの案内のもと訪れました。
- スタディツアー参加者の声 ※感想文そのまま記載
■K・Wさん(兵庫県より参加)
特に印象的だったのは、ジェノサイドメモリアルとスラム街へ訪問したことです。表向きのルワンダだけでなく、こうして哀しさや残酷さを含んだ過去や現実と向き合うことは、私にとってとても心痛むものでした。
けれど、その体験をしたことでよりルワンダに魅力を感じ「もっとこの国のことを理解したい!そして、日本の人々にもこの魅力を伝えていきたい!」という想いが湧き上がるようになってきました。 そしていつか私が人生を振り返った時、今回の渡航は自分の生き方をシフトさせる大きなターニングポイントになったと思うことでしょう。
■M・Oさん(東京都より参加)
今回のルワンダスタディツアー。私にとって、とてもパワフルな体験になりました。まず、最初に、アフリカに行く、という事。行こうと思えば行けるけれど、現実にはなかなかそのチャンスがない。
長距離のフライトへの不安を乗り越えて降り立ったルワンダ・キガリは、想像以上に美しく、安全 で、人々の笑顔が印象的な町でした。アフリカで町中を独り歩きできることに驚きましたし、道で すれ違う子供たちですら無邪気にハイタッチを求めてくる。しかし、大豪邸が並ぶ道を隔てた反対 側にはスラムが広がっています。キガリのスラム街に住むいくつかの家族を訪問させていただきましたが、そこでは、4畳ほどの土壁の部屋に1家族が住んでいました。仕事がなく、4人の子供の2人は田舎の両親のもとに預けているそうです。お母さんの願いは「子供たちが幸せで、教育 を受けられること。」表面だけ見れば、皆が優しくて、美しくて安全な街キガリですが、中に入ると 人々の苦悩がある。ジェノサイドがもたらす心の痛みもまだまだ癒えない。
それでも、人々は明るく笑っている。その姿から、生きるとは何か、とても大切なことを教えていただきました。
- 主催団体プロフィール
写ルン族プロジェクトの詳細は、下記をご覧ください
社名:株式会社Brave EGGs
住所:〒164-0012 東京都練馬区練馬3-1-8-1109
代表者:香川智彦(代表取締役社長)
設立年月:2021年11月11日
事業内容:
(1)Brave EGGs Art Graph(写ルン族他のアート系プロジェクト事業、写真撮影、動画制作)
(2)Hero Program(インキュベーション&アントレプレナーシップ教育)
(3)Strategy & DX Consulting Service
連絡先:
メールアドレス:info@brave-eggs.com
電話番号:090-7577-4358
URL:
ホームページ:https://brave-eggs.com/
オンラインストア:https://braveeggs.thebase.in/
Instagram:https://www.instagram.com/brave.eggs/
関係者インタビュー:https://note.com/brave_eggs
<オフィシャル写真・動画の提供について>
報道関係者、メディア運営者の方向けに、ルワンダスタディツアー ならびに写ルン族プロジェクトに関する広報用資料として、オフィシャル写真提供の準備がございます。写ルン族プロジェクト運営事務局宛にお問い合わせよろしくお願いします。
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